個人情報を食い物にするTSUTAYAの実情

端的にいえばTSUTAYAの会員情報っていうのは、第三者に売られています。知ってました?

例えば、20代の女性にDMを出そうと思った会社が「20代の独身女性の住所が欲しい」というオーダーを出し、それに答えて住所のリストを提供するっていうのは世間ではごく当たり前の話。でもTSUTAYAの場合、「20代後半で『ブリジット・ジョーンズの日記』を借りてる女性のリストが欲しい」っていうリクエストにまで対応できます*1。というか、TSUTAYAの運営母体カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)っていうのはそれを主体にいろんなマーケティングをからめた企画を行っている会社*2。

「巨乳ビデオを月に3本以上借りてる男性」とかで、相当ターゲットは絞れるからね。つまりTSUTAYAに預けた個人情報、自分の過去のレンタルのデータはダダ漏れ*3で、マーケティングやDM送付のためのリストとしてばっちり活用されてますよということ。

でも、TSUTAYAでCDやビデオを借りてる人はこれについて怒ることはできません。だって、同意の上なんだもん。入会時の規約にそのことが書かれていて、皆同意しているはずだから。

もし、はてなが個人情報をマーケティングに活用するっていいはじめたらどうなるか? TSUTAYAと同じようなことができるはずです。“就職活動”のキーワードを使った人のところには“なんと時給5000円以上!”みたいなDMがわんさか届き、眼鏡の女のこの話ばかり書いている人のところには、“眼鏡っコ満載! 5000円ぽっきり!”といったチラシが毎日投函されるかもしれないです。