辛味は麻薬

 暴君ハバネロから始まった激辛スナックブームもベビネロが出るくらい終焉を迎えたように思われたのですケド、おやつカンパニー様が究極といってもよい激辛スナックを出されたようですー。
 その名も「超激辛チリ」ですー。
 これ、別添袋のスパイスパウダーをかけて食べたら、かなり凄いらしいですー。
 なんだか歯切れの悪い言い方してるのは、もなみは辛いもの(特にワサビ)が苦手なので、食べてないからですー。
 ところで、辛味という感覚は味覚ではありませんー。
 というのも、味覚は味蕾と呼ばれる所から味覚神経というのを通って脳に伝わるのですケド、辛味というのは味覚神経を通らないからですー。
 辛味は痛覚神経を刺激して痛みとして感じられるのですー。
 と、このへんは割と有名だと思いますケド、じゃあ何で辛い物を食べたがるのでしょうかー。
 答えを先に書いてしまいますと、辛いものというのは麻薬と同じだからなのですー。
 人間の脳って、痛みを感じたときに、痛みを和らげようとしてエンドルフィンという物質を出すのですよー。
 エンドルフィンという言葉も聞いたことがあると思いますケド、これはモルヒネに似た物質で、一般に脳内麻薬物質と呼ばれているものですー。
 もちろん、本当の痛みであれば痛みは持続するのでエンドルフィンが出ても気持ちよくはないのですケド、辛味で得られる痛みには持続性が無いので、痛みが引いた後は脳内麻薬だけ残って気持ちよくなるわけですー。
 その気持ちよさが忘れられなくなるため、辛いものは習慣化するのですケド、常用しているとエンドルフィンの分泌量が減ってしまう、つまり耐性がつくので、どんどん強さと量が増えていくようになりますー。
 まさにジャンキー状態ですねー。